脇毛を抜くと生えなくなるって本当?その真実はここにある
脇毛を抜くと、生えなくなるって本当?
そんな疑問を持たれて、色々と一生懸命調べていらっしゃると思います。
脇毛処理って本当だから、抜くと生えなくなるのだったら、頑張って抜きたいと思うのではないでしょうか。
しかし、残念ながら、脇の毛をいくら抜いてもまた生えてきます。
頑張って抜いたら毛根が死ぬんじゃないの?
「毛抜きでしつこく抜いていくと、毛根が死んで生えなくなるのでは??」
もしそうなら、天然の永久脱毛ですよね。
確かに、一回抜くとその部分の毛というのは中々生えてきません。
ネットで調べてると「何回か抜いたところの毛がなくなった!」という情報に出くわします。
しかしその情報は…。
今回は、このウワサの真偽を確かめていきましょう。
毛抜きで抜いても毛は生えてきます!!
冒頭でも書きましたが、抜くと生えてこなくなることはありません。
ひとつの毛根が毛を再生させる回数は、何万回にもなるんですよ!
何回か抜いただけでは、毛根が死ぬということは無いんですよね。
反対に、抜くと太くなることはあるようですね。
マウスでの実験 (一週間、毎日電気カミソリで毛を剃り続けるというもの) により過剰な刺激を皮膚に与えると、体毛が一時的に5~10%太くなるという結果が出ました。
※注 (例えば、人間でも足や手などに大きなケガをした場合、そのまわりの毛が濃くなるのと同じです。)
ただ、カミソリで剃る程度の刺激では、太くなるというのも一時的なもので、一定以上は太くなりませんし(通常より少し太くなる程度)、刺激を与えなくなると元にもどります。
よって、過剰な力を与えたり、必要以上に回数を重ねて剃ると皮膚を痛めるだけでなく、毛も太く (濃く) なる可能性があるということです。
また、お手入れの方法として 「毛を抜く」 方法も一般によく使われていますが、「カミソリで剃る」 よりも 「抜く」 方が刺激が強いので、より注意が必要です。
「でも、抜いていくうちに実際に無くなった経験あるよ~!」 と思っているあなた。
これには、脇毛の生えてくるメカニズムを説明する必要があります。
私たちの体毛には「毛周期」というものがあります。
これは、一つの毛穴でも元気な時、弱る時、眠ってしまう時があるという話。
成長期
ぐんぐん生えて、濃く太くなっていく状態
退行期
成長をやめて抜けかけている状態
休止期
毛は生えず、ツルツルの状態
このような感じです。
このようにローテーションで繰り返しながら、毛穴は活動を続けています。
退行期に抜いた毛だと、その毛穴からは毛が生えてきません。
そのような毛が多い場合は、生えてくるのが遅くなるので、生えなくなると勘違いすることもあります。
そしてもう一つ。
年齢によるものがあります。
毛って、20代をピークに徐々に失われていくんです。
ですから、脇毛を抜くと生えなくなるのではなくて、たまたま、その毛が年齢とともに生えなくなったという可能性も大きいんですよね。
毛抜きの乱用がまずい
「生えてこなくなるまで抜き続けよう!」と頑張っているのでしたら、今すぐ止めて下さいね。
実は脇毛を抜くという行為は、毛穴へダメージを与えているんです。
毛根は、毛細血管や神経とつながっているんです。
毛細血管から栄養をもらって、毛を育てているんです。
毛抜きを使うと、毛根の根元で引きちぎれますからね。
その時、毛細血管や神経の繋がりもちぎれてしまいます。
実際、抜いた時にかすかな痛みを感じたり、小さく出血することってありますよね。
そのダメージで何が起こるかと言うと、まず炎症。
ニキビのような感じに赤く盛り上がります。
そこに雑菌が入り込むことで、膿が出てきたりするようになります。
さらには、毛穴の中に毛が丸まった状態で埋もれる「埋没毛」の心配も。
これは、毛抜きの乱用によって毛穴の入口が閉じてしまったことで起こります。
炎症をおこして皮膚が固くなったことがきっかけになります。
こういうトラブルを頻繁に起こしていると、肌がどんどん汚くなります。
色素沈着になったり、毛穴自体が肥大してとても目立つようになったり。
これでは、脇毛とは違う理由で人に見せられない脇になっちゃいます。
もし毛抜きをメインの処理法にしている方は、生えなくなることはありませんので、できるだけ早くやめた方がいいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
毛根に何万回もの再生能力があるなんて、本当に驚きですよね。
それだけ、敵は手ごわいという事です。
抜くと見た目はキレイになりますが、生えてこなくはなりません。